歯周病とは、歯と歯ぐきの隙間に繁殖する細菌に感染し、歯の周りに炎症が起こる病気です。歯周病の予防にはご自身のお口の中の現状を把握していただき、それは第一歩とします。
写真から見るとわかります。歯周病は四つの進行度があります。
「歯肉炎」
健康な歯なら、歯周ポケットが0.5mm~2mm程度ですが、歯肉炎になると3~5mm程度になります。この段階は歯ぐきが赤く腫れています。歯磨きとき出血することがあります。
「軽度歯周炎」
歯周ポケットが4mm~5mm程度になり、腫れが大きくなり、歯肉の炎症が進んで、歯を支えている骨も溶け始めています。
「中等度歯周炎」
歯周ポケットが5mm~7mm程度になり、歯を支えている骨もかなり溶けてきています。歯肉が赤く腫れ上がり、口臭や出血、不快感が出てきます。
「重度歯周炎」
歯周ポケットが7mm以上になり、歯を支えている骨がかなり吸収されています。歯の根が露出してきたり、化膿したり、歯がかなりぐらぐらして歯を支えるのも困難になっています。