1. ホーム
  2. 歯科情報
  3. 健康の話題
  4. 歯垢によって起こる危害
歯垢によって起こる危害


    歯垢は、食べカスと思っている人もいますが、まったくの別ものです。実は細菌と代謝物のかたまりです。これを放置していると細菌がさらに増殖します。この細菌のかたまりは、不衛生な状態が続いたり、体調不良などで、虫歯や歯周病も次第に進行していきます。

 
 歯垢に含まれる細菌がガスを出すため、臭いとなって出てきます。口の中で生息している嫌気性細菌が、唾液、血液、古くなった細胞或いは食べカスに含まれるタンパク質などを分解して、臭いの元である揮発性硫黄化合物を産生することにより、口臭が生じます。

    歯垢によって起こった虫歯や歯周病が起こります。歯垢の中に、虫歯を作り出すミュータンス菌という虫歯菌が存在しています。食事した時歯垢の中で糖分が分解されて酸や毒素を作りだし、歯を溶かしてしまうのです。溶かされた歯は唾液の成分で元に戻りますが、歯垢が長く歯に付いていると歯に穴が空いてしまい元に戻ることが出来なくなり虫歯となります。

    また、歯垢の中の歯周病菌が作り出す毒素によって、歯茎が攻撃され出血したり、腫れたり、歯を支えている骨を溶かされたりします。歯周病を放置することで、歳とともに歯肉が痩せ、歯槽膿漏、歯根膿瘍などにより歯が抜け落ちてしまうわんちゃんが後を絶ちません。

    歯垢は時間経過で硬化して歯石になる。歯石を形成する前に、早めに取り除くことが重要です。歯石を除去するために専門な歯科器材に離れることはできないです。専用機器で歯石を取り除く「超音波スケーラー」を使用勧めます。悪くなる前に、数ヶ月に1回は、歯科でクリーニングを行いましょう。
 
 
 
 

より多くの歯科機器をお探しなら歯科販売.com

Share
次の編:口内炎の種類と症状
前の編:歯垢の落とし方
閉ヒる
メニュー