梅雨が明ければ、いよいよ夏の到来です。厳しい夏も、今ではすっかり冷房が普及し、だいぶ快適に過ごせるようになりました。その一方で、冷房による夏場の冷えが健康上の大きな問題になっています。
クーラー病は、長時間クーラーのかかった部屋にいたり、クーラーのきいた部屋と暑い室外を往復することで自律神経のバランスが崩れ、血液の流れやホルモンバランスの異常をきたす病気です。
クーラー病の症状:
●手足が冷える
●身体がだるい、疲れやすい
●食欲不振、下痢
●イライラする
●肩こりや腰痛
●肌荒れ
クーラー病とは正式な病名ではなく、主に冷房が原因として起きる「自律神経のバランスが乱れた状態」のことを指します。
エアコンの効いた室内と猛暑の屋外、この寒い・暑いのくり返しが、体温調整や発汗をコントロールする自律神経のバランスを乱す原因です。
自律神経のバランスが乱れると、体がなかなか温まらず、汗をかきにくくなります。すると、乳酸などの疲労物質が体内にたまるため、だるさや疲れやすさ、夏バテの原因となるのです。
また、血液の流れや心臓の動き、胃腸の働きなども乱れるため、全身にさまざまな症状が起きます。
冷房をなるべく使わないよう、体感温度が下がる工夫をしましょう。ポイントは、部屋の温度があがらないようにすることです。
体温が1度上がると、リンパ球をはじめとする免疫細胞たちが元気になり、ウィルスを攻撃する力が約6倍にアップするとされています。現在は、免疫力の低下した人が増えているというわけです。
低体温を招く習慣を改善し、意識的に冷房をつけない時間帯を作るなどして免疫力を強化し、内側から燃えやすい身体をつくることが、クーラー病への最大の予防策といえるでしょう。
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