虫歯予防には昔からフッ素がいいとずっと言われていますよね。最近、話題になっている「重曹うがい」は虫歯の予防にもかなりの効果があるようです。
重曹は、炭酸水素ナトリウムの白い粉です。重曹はアルカリ性なので、虫歯の原因になるミュータンス菌が作る強い酸を中和する作用があり、虫歯を予防するというメカニズムがあるわけです。
重曹水の作り方:
コップ1杯の水に重曹(薬用または食用の重曹に限ります)小さじ半分を混ぜるだけ。重曹水を口にふくみ、口の中にまんべんなく広がるように30秒ほどうがいをします。
毎回作るのが大変だと思う人は、500mlのペットボトルに重曹スプーン1杯分(3g)を入れて混ぜ、冷蔵庫で冷やしておきましょう。大体1週間保存が可能です。爽やかな味にしたい人は薄荷を混ぜて使うとよいでしょう。
重曹うがいのデメリット:
重曹は塩分を含んで(1gあたり食塩で0.7g)、ちゃんとした作り方をせず目分量でいい加減に重曹を多めに入れて作ってしまうと、重曹の濃度が高くなってしまいます。
このような濃度が高い重曹水でうがいすると口の中の粘膜を痛める可能性があります。また、高血圧・腎臓病で塩分摂取を控えるようにしている人は注意したほうがいいでしょう。
重曹うがいをする人の目的ってほとんどが虫歯のためですよね。しかし、重曹うがいは虫歯になった歯が治らない。重曹うがいの効果は虫歯の予防だけです。重曹うがい前に虫歯診断装置を使って歯の健康状態をチェックしましょう。
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