ハンドピースの種類
ハンドビースは大きく分ければまずエアータービンとエンジンに2別されます。
これは動かす動力が風かモーターかの違いです。
エアータービンのメリットは高速回転できることです。デメリットは力がないので押し当てれば止まってしまうこと。
エンジンはエアータービンの逆。回転数は上がらないけど力があるので押し当ててもどんどん削れます。
そしてエンジンを利用したものにはよく使われるハンドビースに3タイプあります。
1、ストレート
2、コントラアングル
3、倍速コントラ
ストレートはまっすぐなもので、技工の時に使います。
義歯を削ったり磨いたり、銀歯の調整したり...
まっすぐなので患者さんの口腔内に入れるのには適さないです。
即ちストレートは口腔外で使うものです。
コントラアングルと呼ばれているものはストレートと同じ速度なのでゆっくりですが患者さんの口腔内で使えるように角度が付いてるだけです。
普通のコントラアングルは柔らかくなった虫歯や銀歯の研磨、もっと遅くして歯面を研磨するような用途に使われます。
倍速コントラはそのコントラアングルのスピードが早くなって、歯をどんどん削れるようになったものです。
5倍速コントラは約5倍の速度、エアータービンと同じような用途で使われます。
速度はエアータービンほどではないですが「キーーン」って音がないので患者さんに余計な緊張感を与えないし重宝します。
それぞれの会社で出している製品が微妙に違うので赤ラインがどれなのかはわかりませんが、簡単に見分ける方法は:
『使うバーが違う』って事です
通常のコントラアングルで使うバーは後ろが引っかかるような段差が付いたモノを使うはずです。
5倍速コントラはエアータービンで使うバーと同じモノを使います。後ろがツルツルです。
バーを入れる穴がコントラの方がやや太く、5倍速の方がやや細いはずです。