皆さんこんにちわ、歯科販売の担当です。
高圧蒸気滅菌器自体は滅菌する必要はありますか。
今日はこの問題について話したいと思います。
オートクレーブの内部で、適切に（きちんと空間的な隙間を開けてすべての表面に熱が伝わるように配置された状態で）処理されたものは、無菌です。
そこからとり出すとき、触った瞬間に無菌では無くなります。
熱いものを取り出すための、金属製の取っ手や耐熱の手袋などで触るとその時以降、菌が付着していています。
より無菌状態を保つために、滅菌バッグに入れて滅菌をすれば、オートクレーブから素手で取り出しても、バッグの封を開けるまで中のものは無菌です。
定期的にオートクレーブ内部の洗浄剤で洗い、滅菌用の水を交換し、窯の内部をこすって磨いたり、フィルターを洗浄する事で、見た目の綺麗さは改善されます。
滅菌の性能には、あまり影響しませんが、何となくいい感じで滅菌が終わるでしょう。
内部で処理されたものは、清潔ですが、それを取り出す時以降、触れば触るほど菌が付着して行くと思われます。内部以外は、全て菌が付着しています。特に人の素手です。
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