超音波クリーナーに関しての、効果的な使い方
皆さん、こんにちは!歯科販売.comの担当者です。
今回は、超音波クリーナー(超音波洗浄機)の話ですね。
超音波洗浄機というと、歯科医院ではほとんどの医院が常備してありますよね。しかし、効果的な使い方、本当にご存知ですか。
例えば、超音波洗浄機では中に入れる溶液は何を使用していいですか。また、超音波洗浄機を使用するにあたって、特に注意することなどをご存知ですか?
弊社では、超音波洗浄機を販売していて、この面の知識を少し了解しています。
入れる洗浄液について
超音波洗浄の原理はもともと超音波を放射して発生するキャビテーション作用によって洗浄物に付着している汚染物を取り除きます。
しかし、ある歯科医院はこれを知らないで、超音波洗浄に「消毒液」を入れて、
歯科 エアータービンの
歯科器具などを洗浄します。一方、超音波洗浄の目的は器具に付着した汚れ(有機物)の除去で、消毒ではありません。
従って、超音波洗浄を行う際には「洗浄液」を用意する必要があります。洗浄液の中には酸性・中性・アルカリ性のものがあり、それぞれの利点があります。ここで、簡単に紹介します。
【アルカリ性】
アルカリ効果・キレート効果による中和・ケン化と界面活性剤による油分の乳化を利用した洗浄剤です。そのため油性汚れ(特に動物系・植物系)や、切削粉やカーボンなどの粒子汚れに高い効果を発揮します。 ただし、金属を腐食しやすいという難点があるため、洗浄対象は鉄やステンレスなど、腐食しにくい金属部品が主です。銅板、伸線、ガラスにも用いられます。
アルカリ性の洗浄剤は刺激が強いため、取り扱いには注意が必要です。使用にあたってはゴム手袋やゴーグルを着用し、液剤が残らないよう充分にすすぎましょう。塩素ガス発生の恐れがあるため、酸性洗剤との併用は厳禁です。
【中性】
界面活性剤の作用によって油分が乳化することをメインとした洗浄剤です。そのため油性汚れやワックスの除去に適しています。他の洗浄剤に比べて安全性が高く、取り扱いが容易である点が大きなメリットです。
また、金属の腐食リスクが低く、アルミや鋼、真鍮などの非鉄金属にも使用できます。ただ、他の洗浄剤に比べるとやや効果が劣るかもしれません。主に精密部品や光学レンズ、液晶パネルなどに使われます。
【酸性】
酸で、錆やスケールといった汚れそのものを分解する化学反応を利用した洗浄剤です。そのため、金属表面やパイプなどのスケール落とし、鉄サビや酸化膜の除去などに使用されます。主な洗浄対象になるのは配管、熱交換器などです。
金属の腐食や素材の損傷のリスクがある点と、人体の安全性に懸念がある点がデメリットでしょう。塩素ガス発生の恐れがあるため、塩素系漂白剤との併用はできません。
一般歯科医院では中性のものを使用する方が取り扱いが簡単だと思われます。
洗浄の注意点
1、小器具の洗浄
超音波洗浄機を使用して洗浄する器具はバー、超音波スケーラーチップなどの小器具を
超音波洗浄機で洗浄する場合はどのように行っていますでしょうか?
小器具を洗浄剤入りのガラスビーカーや金属製カップに入れて超音波洗浄しているなら正しい使い方です。
しかし、便宜上で「プラスチック性の容器」や網目の「茶こし」のような容器に入れて洗浄を行っているようであれば、使い方の見直しが必要でしょう。
理由として、柔らかい材質の容器に放射されるとキャビテーションが弱まり、洗浄の効果が期待できなくなるからです。
2、洗浄液交換
超音波洗浄機内の洗浄液は適切に交換する必要があります。使用頻度にもよると思われますが、洗浄液は使用により汚染されてゆきます。洗浄液内での交差感染を防ぐためにも洗浄液の交換を行っていいでしょう。
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