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超音波洗浄機の裏技的使い方

 皆さん:

こんにちは、歯科販売会社の担当者、ちょうきんと申します。たくさん当サイトから購入した歯科機械、超音波洗浄機の寿命を伸ばすという質問を問い合わせる人が多いです。今日は超音波洗浄機の裏技的使い方について紹介したいと思います。

超音波の寿命を短くする原因は、熱応力による現象です

超音波洗浄により40℃の状態から、洗浄液の交換により18℃の洗浄液に切り替えた場合、超音波の取り付け面や超音波により大きく振動する面が熱応力によるダメージを起こします。

また、液循環のない状態で使用し続けると不均一な状態が続くため同様なダメージの発生につながります

第一:

洗剤(界面活性剤)は超音波(OHラジカル反応)により分解され少なくなります。(場合によっては「OHラジカル反応」で洗浄が行われている場合もあります)言葉による説明は難しいのですが、適切に洗剤の濃度管理を行う必要があります。

一般的には、洗浄液が汚れたら新しい洗浄液を作成し交換するのですが、難しい場合には適度に洗剤を追加しながら使用してください

 

第二:

プラモデルのパーツ洗浄(離形剤や指紋の除去)を行う場合には、そのままで使用すると、洗浄ムラの大きな状態になりますので均一な音圧分布の状態で洗浄が行えるように、洗剤の濃度管理と間接容器によるリンス洗浄を推奨します。

除去した離形剤が超音波により、乳化して再付着する場合があります。

洗浄液は新しいものを頻繁に取り替えると、大手メーカの先端洗浄レベルと同様な処理(樹脂レンズの表面改質によるコーティング作業の前処理)が行えます

 

注意すること:但し細かい複雑な形状の部品に対しては適切なメガネの洗浄器はないように思います。樹脂を対象にするため弱い均一な超音波が必要なので、制御と各種設定を部品に対して適切に行う必要があります。( 実際に樹脂に対する超音波の効果は大変大きいので具体的に知りたい人はホームページに問い合わせてください)

 

第三:

コップやビーカーを利用した間接洗浄の場合は、ガラスによるレンズ効果により、非常に強い焦点部分が発生します。対策として、必ずコップやビーカーをゆらす、あるいは洗浄物を遥動させるようにしてください。(金属棒にアルミ箔を巻いて確認すると良くわかるとおもいます。アルミ箔が10秒以内に穴だらけになる状態が、「メガネの洗浄器」の標準的なレベルです。適切に設定すると、アルミ箔全体が粉々になります(全体が均一に洗浄できる)。液量が少ないので状態の管理が難しいのですが、新しい液の使用頻度で対応すると高価な洗浄器よりも目的とする音圧の安定した超音波洗浄制御が可能です

結果として洗浄環境と乾燥を適切に行うとレベルの高い(分子レベル)洗浄が可能です。

 

どうですか、もし、何か不明の点がありましたら、当サイトにお問い合わせください。

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