MTAとは「Mineral trioxide aggregate」の略語なんです。最初は1990年からアメリカで開発された歯内治療用材料で,ProRoot MTA(Dentsply Tulsa Dental)として製品化された。日本では「直接覆髄」への適応が薬事承認され,歯科用覆髄材料として2007年4月より発売されています。
虫歯や外傷で、細菌が歯髄に達すると、歯がひどく痛んだり、歯肉が腫れたりします。感染が進んで長期間放置すると、歯根に穴が開いたり、歯根の先端が溶けたりして、抜歯が余儀なくされてきました。
しかしこのようなケースでも、アメリカで開発されたMTAセメントで穴を封鎖すると、生体との親和性が失われた骨を再生させ、歯も自然に治癒させ、抜歯を回避することができます。
MTA歯科用覆髄材料は歯内療法分野で最先端を行くアメリカで広く行われている治療方法であることから、米国式根管治療とも呼ばれています。精密根管治療において設備を重視しているのは、高度な根管治療器具、材料、薬剤を組み合わせることです。
だが、MTAセメントは保険適応外の材料です。材料の費用だけで何万円もするために一般歯科で使わない。皆さんに個人の消費能力によると選ぶほうがいいと思います。
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