虫歯じゃない!副鼻腔炎によって起こる歯痛

 

季節の変わり目は風邪を引きやすいです。風邪をひいて黄色や緑色の鼻水が、長びいた経験がある人は多いと思います。それは、副鼻腔に炎症が起こっている、副鼻腔炎の可能性があるんです。(歯科販売

歯に痛みを感じると「虫歯」をイメージしますが、副鼻腔炎が原因で歯痛が生じる場合もあります。副鼻腔のひとつである「上顎洞」は、上の歯に隣接しているため、炎症をおこすと虫歯のない健康な歯にもかかわらず痛みが生じる場合があります。

副鼻腔炎によって起こる歯痛の特徴:

1. 頬の周辺をさわると痛む
2. 体を動かすと響くように痛む
3. 痛んでいる側の鼻から鼻水が出る
4. 上の奥歯(上顎第2小臼歯・第1、2大臼歯)が痛む
5. 歯髄炎を思わせるようなズキンズキンとした痛み
6. 噛むと痛む

この歯が痛いとわかる場合は虫歯による痛みの可能性があります。副鼻腔炎の痛みは1本ではなく2、3本の痛みや、全体的に痛いというような症状が出ることが多いです。歯科で診断して、虫歯が確認できない場合も多く、レントゲンを撮って初めて副鼻腔炎と確認できるケースも多いようです。歯科では、歯科用ハンドピースが必要です。