「メカブ+納豆」で体臭・口臭改善する効果あり

最近、ネットで「メカブ+納豆」食べ方調理法が広がっています。今回はメカブと納豆の作用をご紹介します。

メカブは、ワカメの根元近くにある、肉厚のヒダの部分です。フコイダンやアルギン酸などの多糖性の食物繊維が豊富に含まれています。フコイダンやアルギン酸は、便通をよくしてくれます。フコイダンは肝臓の機能を強化する働きもあります。

納豆もさまざまな機能を持つ食品として有名です。血栓を溶かすナットウキナーゼや、骨を強化するビタミンK2、肝細胞の再生強化を促すたんぱく質やレシチンなどがあります。

体臭の元は尿や便、無毒化させてくれますが、一部が体外的に排泄されなかったりします。また、肝臓を経由ぜずに血流に混ざってしまい、肺に到達したりすると、口臭に原因となってしまいます。

メカブと納豆をとると、不思議なことに、体臭や口臭までしなくなります。それには、腸肝循環の活性化が関係しています。

腸肝循環というのは、腸と肝臓の間で行われるさまざまな物質の循環システムのことです。腸管内で腸内細菌によってにおい物質がつくられると、一部は便とともに排出され、残りの大部分は肝臓に送られます。

肝臓でにおい物質をうまく分解・合成できなくなり、無臭化できなくなります。そして、そのまま血液中へ送られ、全身をめぐることになります。そのにおい物質が汗として出ると、きついにおいの体臭になるし、吐く息として出ると、くさい口臭になるわけです。

そこで、腸肝循環を活性化するには、肉やアルコールの過剰摂取を控えるとともに、メカブと納豆を積極的にとるといいでしょう。(歯科販売