歯医者では歯磨きが足りないから虫歯ができると言われる方が多いではないでしょうか。実はその元はプラークです。
プラークは食べカスと細菌代謝物のかたまりです。プラークには虫歯菌や歯周病菌など1mgの中に1億匹以上います。このプラークの細菌が酸を出して歯を溶かしたり、虫歯や歯周病が進行するのです。しかし、歯磨きだけでプラークを除去できません。今回は皆さんに最新のプラークの除去方法をお伝えします。
1. マウスピース
マウスピースの中に殺菌作用の強い薬を入れ、プラークを除菌する方法を3DSと言います。専用のマウスピースに薬を入れプラークに直接作用させて除菌する方法です。マウスピースによって薬が唾液によって流されず、長時間プラークに効くため除菌効果が高い方法です。
2. ジスロマック
プラークを抗生物質のジスロマックで除菌する方法です。ジスロマックはマクロライド系の抗生物質で作用期間が長く、プラークに効果を発揮する薬です。特に歯周病の状態が悪い人に効果的で、腫れや膿が改善しやすいです。
3. バイオガイア
プラークを取り除いても時間が経てばプラークは元に戻ってきます。そのため悪玉菌のプラークが住み着く前に善玉菌のプラークが住み着くようにするバクテリアセラピーという方法です。バイオガイアという商品で善玉菌を口の中に増やします。
4. 超音波スケーラー
歯周ポケットが4mm以上の深い部分は自分でプラークを除去することができません。そのため歯医者で歯周ポケット内のプラークを超音波スケーラーの振動を与えながら取り除きます。1〜3ヶ月程度で定期的に洗浄する必要があります。
これ以外にも、歯に優しいガムを咬むことなどや、夜間寝る前の飲食を控えるなども、プラークを減らす為に役立つ為、プラークの除去方法の1つと考えてください。(歯科販売)