歯が浮く対処法

 

なんとなく奥の歯が浮く経験をしたことがありますか。自分が対処法知らないのに、不安になってたまらない方も多いのではないでしょうか。

実は歯が浮く症状の中には歯周病や歯の根の先に膿が溜まっていることもあるのです。歯の周りには噛んだ時に硬いものや軟らかいもの、くっ付きやすいものなどと判断する歯根膜があります。歯根膜にダメージを受けると、歯根膜は流れている血液やリンパ液の量を増やしてダメージを回復しようとします。このとき歯根膜が厚くなり、骨から歯が浮いた状態になるのです。

硬いものや同じものを食べ続けると歯根膜の休まる時が無くなり歯が浮いた感じがしてきます。歯に圧力が加わり続けると歯根膜にダメージを与えてしまいます。このダメージを治そうとして、歯根膜に血液やリンパ液が集まり歯が浮いてしまいます。使いすぎたと思ったら、食べることを止めて歯根膜にちよつと休みましょう。

歯ぎしりはほとんどが寝ている間に行われます。無意識に行っている歯ぎしりは、歯を強い力で左右に大きく揺さぶり歯根膜を引っ張って伸ばし、歯が浮いたようになります。歯ぎしりの強い方は歯医者でマウスピースを作り歯や歯茎を守る必要があります。

歯周病になるといつも歯の周りの歯茎は腫れて出血しています。そこでは歯周病菌と歯茎の中の抵抗力が戦っています。疲労などで体の抵抗力が落ちた時、歯周病菌の勢いが増し、歯茎が腫れて歯を浮き上がらせてしまいます。歯医者で歯周病治療を行い、定期的にプラークコントロール必要があります。(歯科販売