舌苔は口臭の元と呼ばれています。なぜ舌苔が臭うのか？（歯科販売）

舌の表面に付いた、白色や薄い黄色をおびた苔のように見えるのが「舌苔」です。この舌苔の実体は、新陳代謝で口内から剥がれ落ちた粘膜細胞や食物のカスなどのタンパク質が口内細菌と結合して、舌に付着している細菌の塊です。

舌苔は舌の表面全体に徐々に広がって厚味を持った固まりとなります。口腔内細菌の活動に必要なタンパク質が豊富にあるため、舌苔は最適な繁殖場所になってしまいます。さらに嫌気性菌郡がどんどん増えていきます。

そして、これらの細菌はタンパク質を分解し、揮発性硫黄化合物などを含むガスを作り出して発散。これが硫化水素臭で、卵の腐った様なニオイの口臭として感じられます。このような環境が舌苔にあるため口臭の主な原因とされます。